ポジローぽけっと

昨日より今日、今日より明日を信じて、トライトライ

書く技術 嗅覚の良さ

すらすらと喋って出る言葉は自分の意志とはまるで違うかのようである。字で起こしてみると、できなかったりするものだ。喋るかのように記述できるのは一つの能力かもしれません。
想像力の少なさは愚かさであり、無関心は自分がこの世で生きているという事の否定なのだ。
僕がうらやましく思うのは、考えすぎずに本質を感じて体現していくことのできる(嗅覚の良い)人間がいることである。
複雑化によるブラックボックス化は、中身を知らずとも扱える点で非常に便利である。しかし、関心がその使い方と何ができるかに終始することは危険である。ブラックボックスによって人間の好奇心の枝がのびにくくなれば、それは思考の停止をまねく。人は考えることによって人でいられるのである。