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ポジローぽけっと

昨日より今日、今日より明日を信じて、トライトライ

ウェブ進化論 梅田望夫

非常にワクワクして読んだ。以下勉強(読書)のoutput
内容が濃いので

  • ネット世界の三大法則
    • 神の視点からの世界理解(→厖大な量のミクロな「動き」を「全体」として把握すること)
    • ネット上に作った人間の分身がカネを稼いでくれる新しい経済圏
    • (≒無限大)×(≒ゼロ) = something or 消えて失われていったはずの価値の集積
  • web2.0
    • 「ネット上の不特定多数の人々(や企業)を、受動的なサービス享受者ではなく、能動的な表現者と認めて積極的に巻き込んでいくための技術やサービス開発姿勢」

に関し「行動」をキーワードに考えたことを書こうと思う。
僕の考えた結論を先に述べると、「amazonにSNS機能があればもっと面白いことにならないか?」である。
現在のamazonは消費者同士のやりとりは商品レヴューを書く、読む、程度で消費者が直接関わることがない。ここに情報共有できるコミュニティがあればいいなと思う。購買行動を起こした人間同士が「こんなものも買(売)ってるよ。」「こんな使い方もできるんだぜ」ってコミュニケーションがとれたら良いと思いませんか?
イメージとしては、amazonにカカクコムのクチコミ欄が追加されるかんじ。

厖大な量のユーザの「行動」をデータベース化し全体として把握することが「神の視点からの世界理解」。
例えばamazonは消費者の購買行動をデータベース化することによって、「この商品を買った人はこんな商品も買っています」という別の商品の情報提供をすることができている。これによりamazonは消費者に更なる購買行動を促せるし、消費者は新たな選択肢や知らなかった商品の情報を得ることができる。買って終わりの購買行動単体は無価値では無いけれど、次の行動を喚起すると言う意味では無価値だとすると、「購買行動のデーターベース(≒無限大)」×「購買行動単体(≒ゼロ)」がsomething(購買行動の促進と商品情報)になったと言える。
けれどweb2.0ではない。まだ消費者は受動的なサービスの享受者で能動的に関わっているとは言えない。この点、価格.comのクチコミは消費者間の情報のやりとりができて盛んである。「あの商品を買おうと思うんだけれどどう?」「あの商品買ったんだけれど、上手く使えないんだ。どうしたらいい?」本や音楽なら、「それ買って気に入ったのなら、こっちも気に入るかもよ」と嗜好(志向)の共同体がamazonでできれば僕は面白いと思う。「これ買って、こんな使い方してます。」「ちょ、おま。そこんとこ詳しく教えてよ。」とかね。
ミクシィなどのSNSはコミュニティによって志向が似ている人間との出会いをもたらしてくれそうだけれど、具体的行動が伴いにくく、せいぜい情報交換する程度になっているのではないだろうか。SNSをもっと生きたものにするには、「具体的な行動」を伴わせてやることが必要だろうと思う。音楽の嗜好と購買行動を組み合わせたiTunesのpingなんかはそれを狙っているはずだ(ただ、pingは直感的に上手く行かない気がするのはなんでだろう)。
インターネット環境と情報発電所(検索エンジン)によって個人は、グローバルに収集され整理された知へのアクセスが可能である。けれども、「調べたいことを調べて終わり」では個人行動で閉じてしまう(十分すごいことだけれど)。もう一段階面白いことが起きるようにするには「具体的な行動」を伴ったローカルな「嗜好(志向)の共同体」、コミュニティができるような仕組みが必要だろう。それが活性化すれば、それは新たなマーケットになったり、開発者になったりするんじゃないか?(けれど成功例が思いつかない)

もう一つ、違う話。僕は最近ウェブで情報を収集して勉強しているのだけれど、勉強していて感じたことの一つに「玉は玉を知っている」ということがある。例えば、小飼弾さん(玉)がブログで紹介する本(玉)だったり、「ウェブ進化論」(玉)で紹介されたfinalventさんのブログ(玉)だったりである。僕は玉石混合の情報から玉を見抜く良い術を持たないけれど、梅田さん、小飼さん、finalventさんら玉が未知であった玉につないでいてくれたと思っている。
だから僕はエイヤっと「玉は玉を知っている」と仮定する。
この仮定の基で「自動秩序形成システム」を考えてみる。僕がシステムに求めるのは玉につないでくれることである。特定の基準(例えば上記3人)をユーザが設定した際に、その基準(上記3人)がつなぐ玉を教えてくれるとありがたい。システムは僕が頻繁に巡回するブログ(上記3人)を認識して、そのブログ主が頻繁に巡回するブログを僕に教えてくれればよい。この場合、僕の行動もブログ主の行動もオープン(システムが知ることができる)になっていなければならない。
僕はもちろんブログ主もオープンにしたくない行動ってのはあるはずで、それは別途設定できればよい。システム(テクノロジー=インターネット神)を信頼できるかどうかは肝だけれど。

ソーシャルブックマークはまだ僕は理解できてない。
ネットショッピングにしろ、巡回するブログにしろ、検索ワードにしろ、ネット上の「具体的行動」に注視したい。
P.S.
p.128「いや、これはおもちゃですから」という言葉は、「私塾のすすめ」の「まったく同じもの」である。そこにあるものを「見る」ことができていない。果たして僕はどうだろうか?ここでもopen my eyes?と確認する必要をせまられる。